こども014

子供の「おもらし」「おねしょ」って子育てをするママの大きな悩みの一つですよね。

我が家の子供たちもなかなか治らないので、毎日毎日おしっこと格闘しております…。

そこで今回は、お医者さんのお話や子育て本などから「おねしょ」「おもらし」についてを詳しく調べてまとめてみました。

なにが原因なのか?どうやったら治るのか?いつ頃までに治るのか?などなど…ぜひご参考にしていただければ幸いです。

おしっこの仕組みとは?

reten01-003人間は誰でも赤ちゃんの時には「おねしょ」「おもらし」をしますよね。 赤ちゃんは膀胱(ぼうこう)に一定量の尿がたまると反射的におしっこをします。それが成長するにつれて脳やからだの機能が発達し、だんだんおしっこを我慢できるようになります。

reten01-003普通、夜はおしっこの量を少なくするホルモンが増え、おしっこ量が昼間の60%くらいに調整されます。また夜は膀胱がひろがり容量が160%くらいに増加します。そのため眠っているあいだはあまりおしっこがしたくならないのです。この機能はだいたい3〜4歳のころに作られます。

reten01-003これらの“おしっこを我慢できる能力”や“夜のおしっこ回数を減らす機能”は、子供が成長するとともに備わっていきます。もちろん個人差があり、これらの機能が成長しきっていない子はおねしょ・おもらしをするのです。

 

おもらし・おねしょの原因はなに?

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reten01-003日中にする「おもらし(尿失禁)」の多くは、膀胱がまだ発達しきっていないことが原因です。夜の「おねしょ(夜尿症)」は、ホルモン分泌の不足や膀胱の大きさに原因があります。

reten01-003夜のおねしょの原因をもっと詳しく説明すると、下記の5つとなります。

icon_01尿量を調節するホルモン(睡眠中に脳下垂体から出る「抗利尿ホルモン」)の分泌が不足しているため、夜の尿量が多い。

icon_02夜になっても膀胱がひろがらず、膀胱の大きさ・容量が小さい

icon_03睡眠障害がある。

icon_04膀胱や腎臓の異常。

icon_05ストレスが影響。

reten01-003この中でも特に①②が多く、「おねしょ」の原因のほとんどはこの2つによって引き起こされます。またこの2つが混合していることも多いです。

reten01-003つまり遺伝的なものではなく、本人(子供)の自覚が足りなかったり、パパママの教育や接し方が悪いからでもありません。おもらしやおねしょはほとんどの場合、放っておいても自然に良くなっていくものです。

 

ストレスが原因って本当?

reten01-003昔はよく環境の変化やストレスなどが原因と言われていましたが、最近ではそれほど大きな影響をあたえているわけではないと分かってきました。

reten01-003ただし、5〜6歳(年長児から小学校入学の前後)になってから症状が出る場合は、ストレスや心の問題が影響していることが多いようです。

 

「おねしょ」と「夜尿症」の違いは?

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reten01-003夜、眠っているあいだに無意識におしっこをしてしまうという点では同じです。一般的には年齢によって使い分けられます。

reten01-003乳幼児の場合は「おねしょ」といい、5~6歳(年長〜小学校1年生)よりあとは「夜尿症」という場合が多いようです。

 

昼間のおもらしとは?

reten01-003昼間のおもらしは「尿失禁」と呼ばれます。膀胱や尿道の機能が未発達であることが原因で、ほとんどは成長とともに良くなります。

reten01-003おしっこをしたいと感じているにもかかわらず、遊びやテレビなどに夢中になりトイレを我慢…結局はちょびっと漏らしてしまってから、あわててトイレに行くケースが多いですね。

reten01-003これは大人にも見られる「過活動膀胱(かかつどうぼうこう)」の可能性が高いです。膀胱が敏感で勝手に収縮し、おしっこを我慢しにくい症状です。自然に治ることもあり、症状の軽い場合は定期的にトイレにいく習慣をつければ治ることもあります。

reten01-003おしっこをしたいと感じる間もなく大量に漏らしてしまう場合や、我慢があまりできずに大量に失禁してしまう場合は、お医者さんに相談してみましょう。

 

おもらし・おねしょはいつ頃になくなる?

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reten01-003まず「おもらし」は成長するにつれ次第になくなります。成長には個人差があるので良くなる年齢はさまざま。昼のおもらしに比べて、夜のおもらし(おねしょ)は長引くことが多いです。

reten01-003性別でいうと男の子のほうが多く、男女比は6:4くらいです

reten01-003夜のおしっこの回数を減らす身体のしくみは、普通3〜4歳でつくられます。なので、2歳くらいまではほとんどの子が毎晩おねしょをしますが、その後は年齢とともに徐々に減っていきます。

reten01-003年齢別におねしょをしている子の割合を示すと、下記のようになります。
⚫︎2~3歳…30%〜50%
⚫︎4歳…25%前後
⚫︎5〜6歳…15%〜20%
⚫︎小学校低学年…10%前後
⚫︎小学校高学年…5%前後

reten01-003小学校4〜5年生で自然になくなることがほとんど。逆にいうと小学校高学年でも約5%(1クラスに2~4名くらい)になりますので、おねしょとは比較的に高い比率で存在している症状なのですね。

reten01-003小学校を卒業する12歳以降ではほとんどの子が治りますが、ごくまれに(0.1~0.3%)成人でも夜尿がみられます。

 

おねしょをする時間帯によっても違う?

reten01-003寝てからすぐにおねしょをするにある場合は自立までに5~6年、真夜中にある場合は3~4年、朝起きる前の場合は1~2年くらいかかります。

reten01-003つまり寝てすぐにおねしょがある子はなくなるまでにやや時間がかかり、朝方だけの子はもうすぐ治るということ。

reten01-003昼間のおもらしと夜間のおねしょが同時にある場合は、まず昼間が良くなり、その後に夜のおねしょがなくなる場合がほとんどです。

 

おねしょを治す方法は?

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reten01-003まずママとパパは、下記の三原則に注意してください。
iconc_01夜中にムリに起こさない
iconc_02子供を怒らない
iconc_03あせってはダメ

reten01-003夜中に子供を起こすと成長ホルモンの分泌が阻害されたり、夜のおしっこ量を調整する「抗利尿ホルモン」の分泌を邪魔するので良くありません。寝ているあいだにホルモンが分泌されるので、睡眠中の子供を無理やり起こすとこ、これらの働きを邪魔してしまうのです。

reten01-003まずは、単純ですが寝る前の水分の量を減らすことから始めてください。寝る2時間前からあまり水分をとらないようにしましょう。ただし夏場の脱水には注意!

reten01-003またあったかくして子供の身体を冷やさないことも重要。夜は膀胱がひろがりおしっこを溜めておける量が増えますが、身体が冷えると膀胱が硬くなりこの機能がうまく作用しないからです。

 

お医者さんに見てもらった方がいい?

reten01-003小学校1〜3年生で頻繁に(週3日〜毎日)おねしょをする場合は、いちど病院に連れていきお医者さんに診てもらうのも良いでしょう。

reten01-003すべての場合で治療が行なわれるわけではありませんが、子供自身や一緒に暮らすママやパパの負担がおおきい場合はお医者さんに相談してみましょう。

reten01-003おもらしやおねしょ以外で気になる症状を併発している場合…漏らすおしっこの量が多い場合…様子をみてもなかなか良くならない場合…睡眠障害があったり熱を出す場合…尿の出がおかしい場合…などはお医者さんに診てもらいましょう。

 

お医者さんでの治療方法とは?

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reten01-003お医者さんでは内服薬(夜尿症に効果のある抗うつ薬)や抗利尿ホルモン剤の鼻スプレー、アラーム療法(尿が少し漏れるとアラームが鳴る)などが行われるようです。

reten01-003特に内服薬は80%以上の子供に効果があり、もっともよく使われている治療法です。

reten01-003薬での治療がだけが最適なわけではありません。お医者さんに指導やアドバイスを受け、生活習慣を見直すだけで良くなる場合もあります。

 

学校でお泊まりの行事があるときは…?

reten01-003基本的には、夕方以降はあまり水分をとらないようにする、寝る前はかならずトイレに行く…などを徹底しましょう。

reten01-003念のため、濡れても目立たないように濃い色のパジャマを用意しておくと子供も安心ですね。

reten01-003子供が嫌がらないようであれば、あまり目立たないオムツや尿漏れパッドを持っていくのも良いでしょう。ただしオムツなどを持っているのが友だちにバレると可哀想なので、タオルなどを持参して消灯後にパンツの中に忍ばせる…というのもアリです。

reten01-003できれば事前に先生などに相談をしておくと良いですね。子供とも相談して、夜中に起こしてもらう、みんなよりも早く起こしてもらう…などができると安心です。

 

子供を責めたり叱ったりしてはダメ!

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reten01-003おねしょやおもらしをしたことで子供を責めてはいけません。おしっこを漏らしてしまうのは身体の機能の発達や成長がゆっくりなため(もしくはまれに病気のため)であり、子供のせいではありません

reten01-003もちろん子供の意識が低いためでもありません(だって無意識ですから…)。当然ながらママやパパの教育が悪いためでもありません。遺伝も関係ないようですよ。

reten01-003成長には個人差があります。まわりの子と違って当然。背の低い子に「なんで背が高くならないの!もっと早く大きくなりなさい!」と叱っても意味がないですよね?おねしょ・おもらしもそれと同じで、叱ってもまったく効果がありません

reten01-003それどころか、おねしょやおもらしを叱ることは子供に余計なストレスを与えてしまいます。そして自分に自信をなくしてしまい、「ぼくはダメな子なんだ…」と自分を過小評価してしまいます。かえって逆効果…どころか悪影響がたくさんあります

reten01-003子供のおもらしのほとんどは、放っておけば自然に良くなることがほとんどです。成長の早さ遅さが関係しているだけで病気ではありません(もちろん他に気になる症状がないか?は観察が必要)。まわりをあまり気にせずに、あせらず怒らず気長に成長を待ってあげましょうね!