今回はベビー用品のなかでも最も重要といっても過言ではない「ベビーカー」の選び方についてまとめてみました!
ひとことでベビーカーといっても子供の年齢・使い勝手・形・デザインにいたるまで多種多様で…たくさんの種類のベビーカーが存在します。
これらの中から「何を基準にベビーカーを選べばよいのか?」の参考になるように、わたし自身や友人の実体験をもとにご説明させていただきます!
それでは早速いってみましょう♪
目次
ベビーカーはいつから使えるの?
ベビーカーは生後1ヶ月から使うことができますが、首が座っていない赤ちゃんにはそれに対応した型のものを選ぶ必要があります。
一般的には、自力でお座りができるようになる7~8ヶ月目から3~5歳くらいまでの期間に利用される方が多いと思います。
また、ベビーカーの型式は基本的にA型、B型といったタイプで分けられています。
それぞれの安全性能については、「SGマーク」が付けられていますので必ずチェックするようにしましょう。
SGマークは、一般財団法人の「製品安全協会」によって定められている基準値をクリアしている商品に対して与えられています。
ベビーカーには2種類ある!
ベビーカーには大きくわけて、A型とB型の2つのタイプがあります。
A型のベビーカー
赤ちゃんの首が座っていない生後1ヶ月くらいから使えるベビーカーです。
まだ自力で起きあがることのできない赤ちゃんのために、寝ころんで移動できるよう背もたれの角度が150度以上(フルフラット)に倒れるものを一般的にA型といいます。
ただし、首が座ってギリギリひとり座りができるようになる生後4~5ヶ月の赤ちゃん用のもの(角度130度くらい)のベビーカーもA型として扱われる場合があります。
店員さんと相談しながら、子供の月齢や用途にあわせて選ぶようにしましょうね。
また、A型はまだ生後間もない赤ちゃんを運ぶものですので、作りが頑丈になっており重量が重いものがほとんどです。
小回りが利かず、持ち運びに苦労するといったこともあるようですのでご注意を。
※首が座っていない状態の赤ちゃんは、自力で体勢を立て直すことができません。
いくら背もたれが倒れるA型のベビーカーだからといっても、あまりこの時期の赤ちゃんを長時間移動させることは避けた方がいいでしょうね。
小さい赤ちゃんであれば抱っこ紐でも十分ですので、その点も踏まえて検討するようにしましょう。
B型のベビーカー
B型は、街中でもよく見るごく一般的なベビーカーです。
そろそろ自力で座ることができるようになる生後7~8ヶ月くらいの赤ちゃんに使うベビーカーで、背もたれの角度が100度以上のものをB型といいます。
B型は用途も広く使用期間も長期にわたりますので、小さくて軽いものや折りたためるものを選ぶのもよいでしょう。
1回の利用時間(ベビーカーを押す時間)が長いため、押し心地の軽いバギータイプなどを選ぶ方も多いですね。
使い勝手や身長などに合っていないものを選んでしまうと、最悪買いかえが必要になる場合もありますので、慎重に選ぶようにしましょう!
ベビーカーはどんな基準で選べばいいの?
ベビーカーの種類は多種多様で、どれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。
基本的には、あなたの生活スタイルや環境を振り返ってみて“どのようなシーンでベビーカーを使うのか?”を考えて選ぶ必要があります。
例えば…よく行くお店はどこか? よく使う交通手段はなにか? ベビーカーを押すひとの体格はどうか? 子供が大きくなったときはどうか?…などを踏まえて検討するようにしましょう。
下記は、ベビーカーの特徴ごとにチェックするポイントをまとめたものです。
1.重量、折りたたみのしやすさ
ベビーカーはつねに“使える状態”にしておくものではなく、“折りたたんで運ぶ”ことがとても多いんですよね。
ベビーカーを“折りたたんで運ぶ”シチュエーションには下記のようなものがあります。
●階段の上り下りのとき
●電車やバスなどの交通手段を利用するとき
●ベビーカーを車や家の中にしまうとき
●抱っこ紐とベビーカーを交互に使うとき
このようなシーンが多く想定される方は、“ベビーカーの折り畳みやすさ”が重要なポイントになるはずです。
また、同時に“ベビーカーの軽さ”にも注意する必要がありますね。
2.荷物の持ち運び、収納など
ベビーカーはなにも“お子さんだけを運ぶもの”ではありません。
スーパーなどへ買い物を行くときには、買い物袋をベビーカーにかけることができるタイプのものは非常に重宝します。
とくに毎日お買い物にいくようなママは、荷物の持ち運びのしやすさはとても重要なポイントになると思いますよ。
また、公園や友人のお宅に遊びに行く場合でも「お子さんのおもちゃ」や「お子さんの着替え」などが必要ですので、それらを入れて運べるタイプのものはとても便利です。
3.車高の高さ、ハンドルの伸縮
ベビーカーに乗る子供のためにも、実際にベビーカーを押すひとのためにも、「車高の高さ」「ハンドルの高さを調整できる」といった機能はとても重要です。
●車高の高いベビーカーの特徴
いちばん重要なのは、“乗っている子供と地面との距離があいていること”です。
地面との距離が近いベビーカーだと、「地面の温度」が子供に大きく影響してしまうからです。
特に夏場など、アスファルトの照り返しなどにより、地面から近いところの温度はかなりの高温になっている場合があります。
ベビーカーを止めてちょっと立ち話…なんて時にも、お子さんは地獄のような高温にさらされている危険があるのです。
さらに、地面に“段差”が多い環境の場合、車高の低いベビーカーではいちいち前輪を持ちあげなくてはいけません。
車高が高いベビーカーだと、悪路や段差もかなり楽になります。
毎日使うとなるとこういった所にも気を付けたいですね。
●ハンドルの長さを調整できるベビーカー
ベビーカーは、ママだけではなくパパやおじいちゃん、おばあちゃんも押すことになると思います。
特にパパはママよりも伸長が高いことがほとんどですので、ハンドル調整できないベビーカーの場合、ずっとかがんだ状態で押し続けなくてはならずとても辛いんですよね。
ハンドルの長さや高さの調整ができるベビーカーであれば、誰が使っても快適に使えるので便利ですよ。
4.車輪のタイプ
次は“車輪のタイプ”についてオススメのものを紹介させていただきます。
長時間ベビーカーを押す方におすすめしたいのが、自転車のようにタイヤがゴムでできていて中に空気が入っている“エアータイヤ”を使っているものです。
エアータイヤはおもに国産バギーや、海外製品によくみられる三輪ベビーカーなどの“バギータイプ”のベビーカーに採用されていましてす。
エアータイヤのバギーの特徴としては…
●ベビーカーの押し心地がとても軽く、片手でも押せるほど楽ちん。
●衝撃の吸収力に優れており、路面が悪くても揺れが少ない。公園のなかの砂利や芝生でもスイスイ進み、ちょっとした段差なども軽々クリアできる。
●タイヤに空気を入れて使うので、ときどき補充してあげる必要がある。
●バギータイプの製品は、置くときに自立しないものもあるので注意が必要。
5.子供の向き
最後は、ベビーカーに乗る“子供の向き”を選べるタイプについてです。
ベビーカーは基本的に、押すひとも乗っている子供も進行方向を向くタイプのものが多いと思います。
しかし最近では、子供が押しているひとと対面して座れるように、座席が回転するベビーカーもあります。
子供の様子を確認することができますし、話しかけたりコミュニケーションを取りながら移動できますので、このようなタイプを検討されるのも面白いかもしれませんね!
ベビーカーの選び方 まとめ
以上、ベビーカーの選ぶ基準やそれぞれの特徴について解説させていただきました。参考になりましたか?
ちなみにわが家のベビーカーは、エアータイアのバギーです。
押し心地はバツグンですし、衝撃の吸収力にもかなり満足していますよ♪
ただしハンドル調整がイマイチで、背の高い男性が長時間押すときはかなり辛そう…。
このようにベビーカーは、その用途や使うひと、生活環境によって必要な機能がだいぶ違ってきます。
選ぶ際は妥協せずに、じっくりと選ぶようにしてくださいね。
あなたとあなたのお子様にとって、お気に入りの一台が見つけられることを祈っています!
[文:アッキー]
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