赤ちゃんや小さい子供の病気は進行がはやいため、いかにはやく異常を発見できるかがとても重要になってきます。
ちょっとした異常を見逃したり放置してしまうと、気づいたときには大変なことになっていたなんてことも…。
そこで今回は毎日欠かさずに観察すべき、赤ちゃんの身体や行動のチェックポイントをまとめてみました。
授乳や入浴の際、抱っこの際や日々のスキンシップの際に、ぜひ役立てください。
赤ちゃんは自分自身でカラダの異変をうったえることができませんので、ママやパパがしっかりと観察してあげることが大切ですよ!
目次
1.顔色や、顔つきはどう?
赤ちゃんの顔色はどうか、顔色が青白くなっていたり、浅黒くなっていたり、黄色くなっていないかを観察します。
また、くちびるが紫色になっていたり、いつもと違う色になってはないかをチェックしましょう。
赤ちゃんの顔つきがトロンとしていたり、反応がうすくボーっとしていないかも注意してください。
2.からだや頭は熱っぽくないか?
熱は比較的わかりやすいからだの異変ですよね。
赤ちゃんのからだは新陳代謝が激しいため、大人にくらべて体温が高く、37度くらいでも健康であることがほとんどです。
ふだん元気なときの体温(平熱)を知っておくと、「あれ?ちょっと熱が高いかも…」というときに異常がわかりやすく便利ですよ。
目安としては37.5〜38度よりも高ければ、病院で診察をうけるべきでしょう。
また、赤ちゃんに限らず人間の体温というのは1日のなかでも変化します。朝は低く、午後〜夕方にかけて高くなり、深夜など睡眠中は低くなります。
3.食欲もチェック!
母乳やミルクの飲みかたはどうか、量やスピードはどうかをチェックしましょう。
離乳食を食べる子も、いつもの食欲と比べてどうか、好きな食べ物は食べるかどうかを観察します。
4.呼吸はようすはどう?
苦しそうにしていないか、 呼吸の速さはどうか、息が乱れていないか、などを観察しましょう。
また、呼吸の音も聞いて「ヒューヒュー」「ゼロゼロ」などの異音がしないかどうかも確認してください。
5.泣きかたにも注目!
大声でわんわん泣くときはかえって安心です。泣きかたが弱々しく、力のない泣きかたを繰り返すようだと要注意。
また、いつもと違う泣きかたをするときや、抱っこをしてもぐずり続けるときには、他にも気になる症状がないかどうかをチェックしてみましょう。
6.ちゃんと眠れている?
赤ちゃんがちゃんと眠れているかどうかも気にしましょう。
グズってなかなか眠らなかったり、幼児では夜中にいつも突然おきたりしないかどうかもチェックしてください。
逆にいつもより睡眠時間が長過ぎたり、いっつも眠ってばかりいるようだと注意が必要です。
7.赤ちゃんの目もチェック!
目の焦点があっているかどうか、目の前で指を動かし、ちゃんと動きを追うかどうかをチェック。
また、目が充血していないか、黄色く変色していないか、目やにがひどくないかを観察しましょう。
8.口の中も観察しましょう!
ポツポツなどの発疹ができていないか、ヨダレの量はどうか、歯ぐきや舌の色はいつもと比べてどうかも観察してください。
9.耳もしっかり観察!
耳のなかに発疹やデキモノがないか、耳から液体が出ていないか、しこりや腫れがないかどうか、さわると痛がるかどうかをチェックしましょう。
10.鼻や鼻水も大切なサイン!
鼻水が多すぎないか、ドロっとした鼻水が出ていないか、鼻がつまって息苦しいようすはないかをチェックします。
11.嘔吐のようすは?
子供の嘔吐のようすにも注目しましょう。
勢いよくドバーっと吐いているのか、ちょっとずつ吐いてしまうのか。
吐いたものの中に異物が含まれていないかどうか、血や胃液(黄色っぽい液体)や胆汁が混じっていないかどうか。
吐いたあとは、すっきりと機嫌よく遊んでいるか、ぐったりと元気がないかなども観察しましょう。
12.せきの仕方はどう?
朝・昼・晩いつせきが出るか、どのくらいせきが続いているかを把握しておきましょう。
また、渇いたケホンケホンというせきか、湿ったゴホンゴホンというせきかも観察してください。
13.リンパ節を触ってみよう!
リンパ節は、赤ちゃんの耳の後ろ、首の横、アゴの下、ワキの下、モモのつけねなどにあります。
リンパ節が腫れていないかどうかを、実際に手で触ってチェックしましょう。
14.おなかも触ってみよう!
おなかが張っていないか、気になる発疹や腫れなどはないか、痛がったり嫌がったりしないかをチェックします。
15.カラダの皮膚の状態は?
傷やあざ、色などを念入りにチェックします。
ポツポツと発疹や水疱ができていないか、ガサガサしていないか、むくんだり変色していないかどうかも観察してください。
16.うんちの異常に注目!
血や異物が含まれていないか、色や柔らかさはどうか、臭いはいつもと比べてどうか、回数や量はどうかをチェックします。
17.おしっこも観察しよう!
色や臭い、回数や量をチェックします。血尿が出ていないかもしっかりと観察してください。
18.陰部や肛門はここをチェック!
オムツ替えのときや、お風呂のときなどには赤ちゃんの陰部や肛門もちゃんと観察してください。
発疹やデキモノはないか、腫れやしこりはないか、色や臭いはどうか、痒がったり痛がったりしないかどうかをチェックします。
[文:ぷぅこ]