絵本の読み聞かせ

子どもを持つママ・パパが気になるもののひとつが「幼少期の英才教育」「幼児教育」ですよね。

「○歳までにアレをさせておかないと!」「△歳になったらこれを始めないと!」とやっきになっているママ・パパも多いことでしょう。

しかし、幼児教育って本当に意味があるのでしょうか?

今回は幼児教育・英才教育についてまとめるとともに、天才は親の手で作ることができるのか?…について解説させていただきます。

幼児教育が良いという科学的根拠はない!?

巷でよく聞く話のひとつに、「優秀な子どもを育てるには0歳〜3,4歳までの知能教育が重要だ!」という説がありますよね。

しかし、幼児教育が子どもの学力や知能に良い影響を与えたというデータは、実はあまり存在しないのです。

もちろん幼児教育を通して子どもの脳は刺激され活発化されるはずなのですが…幼児教育が明らかに効果があった!という科学的な根拠はないんですね。

「幼児教育は絶対に必要!」「3歳までに英才教育をしないと頭が良くならない!」…なんて考えているママ・パパもいるようですが、実はあまり根拠がはっきりとしない一説でしかないのです。

 

ストレスが子どもの学力に影響する?

では、子どもの学力に大きな影響をあたえるものは何かというと、いちばんの要因は“家庭環境”だと言われています。

家庭環境、特に“ストレス”が子どもの学力にあたえる影響の大きさは、さまざまな論文や研究成果から実証されています。

幼児教育であれこれ悩んだり子どもを引っ張りまわしたりするよりも、いかに子供がストレスを受ける環境を作らないかのようがよほど重要なのです。

さらに最近の研究では、学力そのものよりも子どもが社会に出て何かしらの問題にぶつかった時の「対応力」や、自制心や好奇心などの「気質」の部分のほうが重要だと言われています。

子どもとのコミュニケーションの取りかた、叱りかたや褒めかた、ママとパパのやりとり、兄弟や祖父母との接しかた…などなど、注意すべき点はいろいろありそうですね。

 

天才は作ることができるのか?

【知能的な天才】
ちょっと前にアメリカで話題となった「ギフテッド・チャイルド」という言葉をご存知でしょうか。

ギフテッド・チャイルドとはIQが130以上の“高知能児”を呼ぶものですが、この高知能児を育てた親の教育方法が一時期とても話題になっていました。

しかしその内容は、本をたくさん読んであげる、お絵かきをして褒めてあげる…などなど、特に珍しいものではありませんでした。

知能の発達については、先天的なものが50%、後天的(教育など)が50%といわれています。

“ギフテッド(贈り物)”という言葉の通り、知能の高さは天からの贈り物…くらいに考えておいたほうが良いかもしれませんね。

ちなみに、本物のギフテッド・チャイルドはIQが高過ぎて、一般生活を送るために他人のフォローが必要なこともあるようです。

 

【運動的な天才】
「天才は親が作る」(吉井妙子著・文春文庫)といった本のなかに、“平凡”な親の“非凡”なる愛情の力によって、子供が“天才”になった…ということが語られています。

とても興味深く面白い内容なのですが、注意すべき点もいくつかあります。

実は、人間の筋肉の割合は両親からの遺伝としてDNAに組み込まれており、鍛えても変えることができないのです。

もちろん筋肉の量だけでスポーツ選手の能力が決まるわけではありませんが、遺伝が大きな影響を与えていることは間違いないわけです。

また、非凡な愛情を注いだけれど、一流のスポーツ選手として芽が出なかった人がたくさんいることも忘れてはいけませんね。

ただし、運動能力は0歳~4歳までのあいだに決まる要素が多いといった論文もあるので、お子さんとたくさん遊びながら運動するのはとても良いことですよ。

 

まとめ|幼児教育で大切なものとは?

いかがでしたか?下記に今回の内容を簡単にまとめてみましょう。

●知能教育は絶対的なものではない!
●幼児期の重要キーワードは「対応力」「気質」
●大切なのは子供がストレスを感じない「環境」
●天才は作ることができない!
●たくさん運動させてあげることは大事!

幼児教育についてはさまざま研究がなされていますが、じつは「商売のマーケット」として開拓された背景もあります。

つまり、幼児教育は良い!と実証されることで、儲かる人たちがたくさんいるということです。

もっとも大切なのは、ママとパパや家族が仲良く生活し、子どもにはたくさんの愛情を注ぎ、一緒にたくさん遊んであげる!…といった基本的なことなんですよね。

[文:アッキー]