また今月も来てしまった、生理。
排卵日や基礎体温に振りまわされる日々に精神的にも追い込まれてしまい…ついには夫との関係さえもギクシャクして、子作りどころじゃなくなったりとか…。
タイミングさえ合えばすぐに授かれると思っていたのに。もしかしてわたしって“不妊症”なのかなぁ?
…なぁ~んて思い悩むまえに、ぜひ確認しておきたいポイントがあるんです!それは「食事」「運動」「睡眠」の3点。
これらの生活習慣をおろそかにしていては、授かるものも授かれなくなっちゃうのです。
今回は不妊症を疑うまえに確認しておきたい3つの生活習慣について解説させていただきます!
「食事」の順序が妊娠を妨げている!?
食事のしかた、特に食事の順序(ものを食べる順番)が妊娠に影響してしまうことがあります。
みなさんは“酸化ストレス”という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
酸化ストレスとは、活性酸素の酸化する力とカラダにそなわった抗酸化力とのバランスが崩れてしまった状態をいいます。
実は、血糖値の上昇が酸化ストレスとなり、あなたの妊娠を妨げてしまうことがあるのです。
これを防ぐためには、血糖値の上昇をおさえるための食事順を意識する必要があります。おすすめの順番は下記の通りです。
サラダ → 豆類 → 魚介類 → 肉類 → 米・小麦 → 果物
この順番で食べると血糖値がゆっくりと上昇するため、酸化ストレスを防ぐことができるのです。
また、お米・パン・パスタ・麺類などの穀物ばかりを摂取したり、スナック菓子やジュースなどのジャンクフード、甘いスイーツなどが好きなひとは血糖値が不安定になりやすいため注意が必要です。
血糖値の急激な上昇は、老化の加速や糖尿病などの悪影響があるため、毎日の生活習慣として見直していきたいですね。
[要注意ポイント]
食べる順序で、血糖値の急激な上昇をおさえよう!
「運動」しないと不妊になる!?
カラダを正常な状態にキープするためには、適度な運動(特に有酸素運動)が必要不可欠です。
実はBMI(肥満度をあらわす指数)が25を越えていたり、逆に17.5を下まわる場合でも、妊娠率が低くなると言われているのです。
BMIは以下の計算式で求められます。あなたのBMIはどうですか?
実際に計算してみてください。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
また、運動不足になると血行不良や冷え性になり、これらも男女ともに不妊の原因のひとつだと言われています。
そのほかにも適度な運動はたくさんのメリットがあるので、ぜひ毎日の生活習慣に取り入れましょうね。
自宅で手軽にできる有酸素運動のひとつに「踏み台昇降運動」があります。ジムに通う必要もなく、お金もかからないしオススメですよ。
[要注意ポイント]
週に2日30分以上の有酸素運動をおこない、BMIを適正値にキープしよう!
正しい「睡眠」で妊娠力があがる!?
近年、医学の世界で注目されているもののひとつに睡眠ホルモンと言われている「メラトニン」という物質があります。
メラトニンは脳から分泌されるホルモンで、夜間にさかんに分泌され、睡眠を促進させたり体内時計をととのえる働きをしてくれます。
さらに、このメラトニンはビタミン類などよりも強力な抗酸化作用があり、活性酸素を撃退してくれるのです。
つまりこのメラトニンをしっかりと分泌させると受精率や妊娠率が向上するということ。
メラトニンをたっぷり分泌させるには、基本的に22時くらいに就寝するのが理想のようです。
忙しい主婦や働く女性にとってはなかなか厳しい条件ですが…毎日はムリでもなるべく夜更かしせずに早めに寝る、休日もなるべく早く起きる、など規則正しい生活習慣を意識するようにしましょうね。
[要注意ポイント]
夜更かしせずに早めに就寝し、たっぷりの睡眠をとる!
規則正しい生活習慣が妊娠への近道!
いかがでしたでしょうか?
不妊治療…とまではいかなくても、毎日の生活習慣を見直すことで妊娠しやすいカラダを作ることはできるのです。
食事の順序や内容に注意し、適度な運動をおこない、夜更かしせずにじゅうぶんな睡眠を心がける…。
忙しい毎日でついつい生活習慣が乱れがちなかたは、いちど自分の生活をリセットし、規則正しい生活を送ることに注力してみてはいかがでしょうか?
[文:カコチン]