こんにちわ![ぷぅこ]です。
さて、あなたは子供の話をしっかりと聞いていますか?忙しさにかまけて適当に聞きながしたり、無視したりしていませんでしょうか?
しかし、子供の話をちゃんと聞いてあげないということは、子供の正しい成長を阻害(そがい)し、さまざまな能力の発達を止めてしまうことになるのです。怖いですよね…。
そこで今回は、子供の話を聞くこと(リスニング)の大切さや、子供を成長させるための“正しい話の聞き方”を8つのポイントにまとめて解説いたします。
目次
はじめに|子供の話を聞こう!
子供の話を聞くということは、子供が成長していくうえでとても重要な要素のひとつです。
子供はママやパパにお話をすることで「話す力」や「聞く力」、そして相手への「思いやり」などのいわゆる「コミュニケーション能力」を身につけていきます。
相手にどうやったら伝わるだろう?と考えながら話すことで、「考える力」や分かりやすく考えを伝えるための「論理的に説明する力」を養っていきます。
大きくなってから、他人と上手に話すことができない…気持ちを伝えることができない…なんてことになる前に、まずママやパパがしっかりと子供の話を聞いてあげる必要があるのです。
では、そのために具体的にどのような事に注意すればよいのでしょうか?
1.子供の話を真剣に聞こう!
まずは、子供の話を“真剣に”聞いてあげましょう。
子供をひとりの人間として尊重(そんちょう)し、まじめに子供の声に耳をかたむけて下さい。子供がなにを伝えようとしているのか?どのような意見や考えをもっているのか?を理解してあげましょう。
子供の話すことだから…と適当に聞きながしてはいけません。
子供はママ・パパに自分の話を聞いてもらえたことで満足し、「ボクは大事にされているんだ!」「わたしは大切な存在なんだ!」と、じぶんを肯定することができるのです。
そうすることで子供の心に余裕がうまれ、他人にも優しくできる良い子に育ってくれます。
2.目を見て、体をむけて聞こう!
では、子供の話を“真剣に聞く”とはどういうことでしょうか?
たとえば子供の話を聞くときに、スマホをいじりながらとか…テレビをみながら…とか、「ながら聞き」をしてしまってはいませんか?
そういう態度で話を聞いていては、とてもじゃないですが「あなたの話を真剣に聞いてるよ!」というふうにはなりませんよね。そんな失礼な態度をとられては、大人だったら怒りだしてしまうはずです。
子供の話を聞くときは、しっかり子供の目を見て、子供のほうに顔と体をむけて話を聞くようにしましょう。それが最低限のマナーです!
3.あいづちを入れ、反応してあげよう!
子供の話を聞くときは、「うん、うん」「へぇー、そうなんだ」「そうか、そうか」…とあいづちやうなずきを入れてあげましょう。ちょっとオーバーなくらいがちょうどいいと思います。
たとえ大人であっても、反応がない相手に話していると「あれ?話がつまらないかな?」「この話、間違っているのかな?」「なんか話しにくいな」…と不安になってしまいますよね?
子供の目を見ながらあいづちをうったり、うなずいてあげることで、子供は「ちゃんとボクの話を聞いてくれてる!」「なんか話しやすいな!」「もっといっぱい話したい!」と思えるのです。
4.最後までちゃんと聞く!
子供の話はしっかり最後まで聞いてあげましょう。
途中で話をさえぎったり、子供の話よりママ・パパの話のほうが長くなってはいけません。
最後まで聞いてあげるという姿勢を示すことで、子供は安心します。落ち着いてじっくり考えながら、論理的に話すという習慣も養うことができるのです。
5.ぜったいに否定してはダメ!
子供の話を否定してはいけません。よく、子供の話を途中でさえぎって「それは違うよ」「それは○○ちゃんがまちがってるよ」…などと否定するママ・パパがいますが、ぜったいにNGです。
子供の意見がまちがっていても、親がそれを否定するのではなく、子供自身が「あ、自分がまちがっているな…」「△△したほうが良いんだな…」と気づくことができるように、じょうずに誘導してあげる必要があります。
ヒントを出し、子供自身に考えさせながら、ちょっとずつ正しい答えに導いてあげましょうね。
6.答えをすぐに言わない!
子供が「○○した方がいいよねぇ?」「△△って◻︎◻︎だよねぇ?」…と親のアドバイスを求めてくるまでは、答えを言わないようにしましょう。
途中で答えを言ってしまったり、すぐに親の意見を押しつけてしまってはいけません。「自分で考えなさい!」と途中で突き放してもダメです。
まずは子供の話を最後までしっかりと聞き、子供の言いたいことをすべて吐き出させましょう。そして、子供自身が答えに気づけるようにうまく誘導してあげましょう。
7.子供の言葉を繰り返そう!
子供が話した言葉・フレーズを、オウム返しのように繰り返してあげましょう。
たとえば…
子供:「ママあのね、今日ね、○○ちゃんが△△してね、すっごく嫌だったんだよ!」
ママ:「そっか、嫌だったのか〜。」
子供:「うん! そしたらね、先生がね、◻︎◻︎って言ったんだよ!」
ママ:「そっか、◻︎◻︎って言ったのか〜。」
子供:「そう! 」
…という感じです。
なんでもないことですが、これだけで子供は「ちゃんとボクの気持ちをわかってくれてる!」「わたしのことを理解してくれてる!」と思い、安心するのです。
8.どうしても聞けない時はちゃんと断る!
ママはとっても忙しい身。話を聞いてあげたくても、どうしても忙しくて手を離せない時ってありますよね?
そんな時は、適当に受け流してしまったり、「うるさい!」と怒ってしまってはいけません。
一瞬でもいいから手を止めて、「ごめんね、いまお料理してて忙しいから、ご飯食べ終わったらお話を聞いてあげるね!」…などと丁寧にあやまり、理由を説明して、断わってあげてください。
理由をやさしく説明してあげれば、子供は傷つきませんし、きっと納得してくれるはずです。
最後に|たった144分の1でいいんです!
忙しいママやパパにとって、子供の話を聞くということは意外と大変なことなんですよね。私にも2人の子供がいて、ひっきりなしに話しかけてくるので(汗)…その苦労がわかります。
でも、子供の話を聞いてあげない…適当に聞きながす…ということを続けてしまうと、子供はだんだんと心を閉じていきます。やがて、親にはなにも話してくれない、打ち明けてくれない“かわいそうな子”になってしまいます。
もし子供の幸せを願うのであれば、1日に30分…いや10分だけでもいいので、真剣に話を聞く時間を作ってあげてください。
24時間のうちのたった10分です。たった「144分の1」の時間でいいのです。3分ずつ3回でも、2分ずつ5回でも、10分間じっくりでも…なんでも構いません。
お話してくれる子供に体をむけ、ちゃんと目を見て、うなずきながら真剣に聞いてあげましょう。
そうすることであなたの子供はきっと、お話のじょうずな優しく思いやりあふれる子に育ってくれることでしょう。