こんにちは![のりぽょ]です。
今回は「お薬」に関して知っておきたい話を、10つのトピックにまとめてみました。
赤ちゃんや子供は、病気になっても自分の力で治すことができる“自然治癒力”を持っています。つまり、薬に頼らなくてもある程度は放っておいても回復することができるんですね。
けど、それだけでは治しきれなかったり、体力を消耗させてしまう時には、薬を頼ることになるのです。
お薬に関してはお医者さんや薬剤師さんの指導のもとに服用することが基本となりますが、以下のようなことも知っておくととても便利です。
目次
1.お薬を飲ませる時間は?
「1日○回」と指定されていても、子供が寝てしまっていたりすれば時間通りに飲むことができませんよね。でもちょっとの時間であればズレてしまっても大丈夫。
また、食後といわれても赤ちゃんや子供はお腹がいっぱいだと薬を飲まなくなるので、そのような場合には食前に飲ませてしまうのもアリです。
短い間隔で薬を飲ませたり、飲まなかったらといって次の時に2回分を飲ませたりするのは危険なのでやめましょう。
いずれにせよ、お薬をもらう時にお医者さんに事前によく相談しておきましょうね。
2.ミルクに混ぜちゃダメ!
なかなかお薬を飲まないからと言って、ミルクにお薬を混ぜてしまうのはやめた方がよいでしょう。
ミルクの味が変わってしまうのでミルクを残してしまったり、ミルクを飲まなくなるので注意が必要です。
3.薬を吐いてしまった時は?
薬を飲んでからの時間と、吐いた量によって対処の仕方が違います。
例えば薬を飲んでから10分以内にほとんど吐いてしまったら、もう一度同じ量飲ませてしまっても大丈夫です。
30分以上経っていた場合は、薬はほとんど吸収されているので、あらためて飲ませる必要はありません。
4.正しい飲み方で副作用を防ごう!
薬は使い方を間違えると副作用の心配がありますが、正しい使い方をすることで副作用は防げます。
まずはお医者さんや薬剤師さんの指示にしたがうことが第一。そして薬を飲ませたあと(特にいつもと違う薬を飲ませたとき)は子供の様子をしっかりと監視するようにしましょう。
「なんか変…?」と子供の状態に違和感を感じた時は、かならずお医者さんに連絡を入れましょう!
5.薬を途中で止めてよい?
子供の回復力はとてもめざましいため、出されたお薬を飲みきるまえに体調が回復することもあります。
しかし、例え具合が良くなっても、まだ菌が残っている可能性もあるので注意が必要です。ちゃんとお医者さんの指示通りに飲むようにしましょう。
下痢止めや咳止め、鼻水止めなどの“苦しい症状をやわらげるためのお薬”は、症状がおさまってきたら止めてもOKです。
しかし(お医者さんからも言われると思いますが)抗生物質はかならず最後まで飲みきるようにしましょう。なぜなら残った菌が「耐性菌」となり、今後その菌に抗生物質が効かなくなってしまう恐れがあるからです。
お医者さんから指導された通りに最後まで飲みきって、菌を完全に退治するようにしましょう。
6.「おくすり手帳」を持参しよう!
耳鼻科や小児科、皮膚科など、いちどに複数の科を受診する場合があると思います。その場合はかならず「おくすり手帳」を持っていきましょう。
おなじ薬の重複を防いだり、薬の飲み合わせによる副作用を防いだり…薬による事故をなくすためにも「おくすり手帳」はとても重要な役割を果たします。
7.兄弟・姉妹間での薬のやりとりは禁物!
お医者さんはその子の体質・体の大きさ・年齢に合わせてお薬を処方しています。兄弟の間であっても薬のやりとりはとても危険ですのでやめましょう。
特に上の子の薬を下の子にあたえたり、大人の薬を子供にあたえるのは危険です。量が多すぎたり、小さい子供に不向きな成分が含まれている場合もあるので、絶対にやめてくださいね。
8.市販薬は1歳を過ぎてから!
市販薬は月齢や年齢で使う量が決められているため、比較的成分が弱い薬が多いです。ただ、アレルギー体質の子には使えない薬もあるので注意が必要です。
受診するほどでもない鼻カゼや、やむをえず受診できないような時は、2〜3日であれば市販薬を使って様子を見るのは大丈夫です。
ただしその場合であっても、ママが赤ちゃんの普段の健康状態を把握できてから使うようにしましょう。
また、1歳未満の子には市販薬は使わないようにしましょう。かならずお医者さんに処方された薬を飲ませるようにしてくださいね。
9.子供にちゃんと話そう!
子供や赤ちゃんであっても、「この薬を飲むと病気が治るよ。元気になるからね。」など、お薬を飲ませる理由をきちんと話してあげましょう。
子供は納得すると、意外にすんなり飲んでくれますよ!
10.上手なお薬の飲ませ方は?
シロップ剤
スポイトやスプーンを使いましょう。赤ちゃんには哺乳瓶の乳首を使うといいですよ。スポイトを使うときは、口の横からお薬を入れてあげるとすんなり飲んでくれます!
粉薬
粉薬をそのまま飲めない場合は、お皿に入れてお水をちょっとだけ加えて練りましょう。ほほの内側や上あごにつけて、水やミルクなどで飲ませてください。アイスなどと一緒に飲ませても良いですよ。
最後に|わが家のおくすり事情。
わが家の3人の子供たちは薬を飲むのを嫌がったことがありません。1歳のころからシロップではなく粉薬をお願いしてます。
お薬をプリンやゼリーなどに混ぜて飲ませたこともないです。なぜかと言うと、それに慣れてしまうと「お薬を飲むときはプリンやゼリーが食べれる!」って思ってしまいますからね(まあそれはそれで作戦のひとつですが…)。大きくなっても薬だけで飲まなくなるんじゃないかな?と思って、わたしは薬は薬だけで飲ませるようにしています。
粉薬も、1歳のころから練らずにそのまま口の中に入れて、水で飲ませてます。もちろん最初は嫌がりますが、だんだんと慣れてくるのか、そのうちちゃんと飲んでくれるようになりますよ!
末っ子はまだですが、6歳と3歳の2人の子は1歳半くらいからは大人と同じように飲めるようになりましたし、長男はもうすでにひとりで粉薬を口の中に流しこんでいます。少し苦い薬もまったく気にしていない様子。
まぁ、単純にわたしが面倒くさいからそのまま飲ますようになっただけなんですけどね。スパルタ的な薬の飲ませ方が功を奏したようです…笑