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こんにちは!子育てアドバイザーの[ぷぅこ]です。

さて、妊娠や出産のときに母や義母などまわりの人からよく言われるのが「赤ちゃんは母乳で育てるのが一番よ!」という言葉。

確かに母乳での育児は、ママの体の回復がはやくなる、赤ちゃんに免疫をつける…などメリットがたくさんあります。

しかし、実際には母乳がじゅうぶんに出るママの方が少なくて、大半のママは授乳に悩んでいるんですよね。。

わたしの場合も、なかなか母乳が出ないし、出ても飲んでくれないし、おっぱいは痛いし…でさんざん苦労した思い出があります。

今回は、赤ちゃんを産んだあとのママを襲う重いプレッシャー「母乳とミルクでの育児について」と「母乳とミルクの良い点・悪い点」をまとめてみました!

1.授乳には3種類ある!

赤ちゃんは自分でご飯を食べることができませんよね。赤ちゃんが生きていくためには、ママがくれる母乳やミルクから栄養を得るしかありません。赤ちゃんへの授乳の方法には下記の3種類があります。

完全母乳育児(完母)

100%ママのおっぱい(母乳)だけで育児をする方法です。

ミルク育児

育児用の粉ミルクだけをあげる育児の方法です。

混合育児

ママの母乳とミルクの両方を状況にあわせてつかい分ける方法です。

 

2.完全母乳のママは40%ほど!

では、世の中のママさんたちは母乳育児とミルクでの育児、どちらが多いのでしょうか?下記の図をご覧ください。
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※出典:gooベビー 「育児ママのマネー実態調査

この調査結果によると、母乳のみで育てているというママは全体の40%となっています。

ミルクのみで育てているママは30%、母乳とミルクの混合で育てているママも30%ほどです。

完母のママは意外と少ないんですね。また、ミルクのみという方も30%いることに驚きました。

 

3.母乳のメリットとは?

次に、母乳のメリットにはどのようなものがあるのかを見てみましょう。

⚫︎初乳には免疫物質が含まれている
⚫︎ミルクにくらべ準備に手間がかからない
⚫︎ミルクにくらべお金がかからない
⚫︎消化がよく赤ちゃんに負担がかからない
⚫︎産後の出血量や子宮の回復が早い
⚫︎産後ダイエットになる
⚫︎乳がん等の発生リスクが低くなる
⚫︎ママの気分が落ち着く

このなかでも1番のメリットはやはり“赤ちゃんに免疫がつく”ということですよね。産後1週間以内の初乳には免疫物質が含まれており、赤ちゃんを病気やアレルギーから守るはたらきがあります。

また、ホルモン分泌がうながされママの気分が落ち着いたり、子宮の戻りが早かったりと、ママ自身の体にも良いことがいっぱいです。

 

4.母乳のデメリットとは?

 

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こんなにメリットがいっぱいの母乳育児ですが、逆にデメリットはあるのでしょうか?

⚫︎こまめな授乳が必要で負担が大きい
⚫︎乳首やおっぱいの痛みがある場合も
⚫︎じゅうぶんな母乳が出ないママも多い
⚫︎赤ちゃんが哺乳瓶で飲まなくなることも
⚫︎子供を預けるのが難しい
⚫︎風邪をひいたりしても薬を飲めない
⚫︎食事や生活習慣にも注意が必要

ミルクは母乳にくらべて腹もちがよく赤ちゃんがぐっすりと眠ってくれるのに対し、母乳は早くお腹が空いてしまうためによりこまめな授乳が必要になります。

そのため昼夜を問わず24時間体制での育児が必要となりママへの負担がとても重いといえます。

また、完母にした場合は赤ちゃんが哺乳瓶からミルクを飲んでくれなくなるため、ほかのひとに赤ちゃんを預けることができなくなるなどのデメリットもあります。

 

5.母乳がよくない場合はこんな時!

また、母乳がじゅうぶんに出る場合でも、母乳をあげるべきではないパターンもあります。

⚫︎飲酒や喫煙をしている
⚫︎薬や刺激物をとっている
⚫︎ママの栄養状態がよくない

母乳はママの体から作られるものですから、ママの食事や生活習慣、体調や病気などの影響を受ける場合があります。

もちろん、育児中のママとしてこれらのような状態は絶対に避けるべきではありますが…もしやむを得ずに飲酒や薬の服用をしてしまった場合には、母乳ではなくミルクを飲ませてください。

 

6.育児用ミルクのメリットとは?

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赤ちゃん用のミルクは、基本的に牛乳の成分を人間の赤ちゃんに合わせて調整したものです。ミルクは生まれたばっかりの赤ちゃんから離乳期の赤ちゃんまであたえることができます。

では、ミルクで育児することのメリットをいくつか挙げてみましょう。

⚫︎ママのストレスや負担が減る
⚫︎赤ちゃんの腹持ちが良く、ぐっすり眠る
⚫︎パパやじじばばも授乳できる
⚫︎栄養価が安定している
⚫︎卒乳・断乳がスムーズ
⚫︎母乳に不足しがちなビタミンKが含まれる

まずいちばん大きなメリットは、赤ちゃんがぐっすり眠ってくれることでしょう。母乳にくらべて授乳の頻度が少なくなるため、ママの負担がとても軽くなるのです。

また、パパやじじばばでも簡単に授乳できるため、家族みんなが育児に参加できますし、子供を預けてママがリフレッシュすることができたり、職場への復帰が早いなどのメリットもあります。

 

7.ミルク育児は悪くない!

しかし、一般的にミルク育児のイメージはあまり良くありませんよね…。母乳ではないことで周りからいろいろ言われてしまったり、なかにはプレッシャーやストレスから育児うつになってしまうママもいます。

特にご高齢のかたは、粉ミルクの質があまり良くなかった時代を知っているため、母乳じゃないとダメだという先入観をもっている方も多いようです。

また、若い方のなかにも間違った知識やイメージをもっていて、ミルク育児を批判し完母をすすめてくる方もいるでしょう。医師や看護師になかにも母乳を推奨しているかたも多くいらっしゃいます(その逆もしかりですが)。

しかし、母乳とミルクで赤ちゃんの成長に差が出るということもありませんし、ミルク育児が大きな悪影響をあたえることもありません。最近の日本製のミルクはとても質が高く安全ですし、栄養価も母乳にとても近いものとなっています。

もちろん、免疫面などを考えると完母で育てることが理想的であることには間違いありませんが…母乳の出が少なかったり、どうしても完母が難しいママの場合は、ミルクをあげてしまってもまったく問題はないのです。

WHOが母乳を推奨?

ちなみにWHO(世界保健機関)が粉ミルクではなく母乳を推奨していますが、これは栄養価が安定しなかったり、衛生的な水を手に入れるのが難しい発展途上国のためのものです。日本は品質も衛生環境も良いので、ミルク育児でも問題ありません。

乳児突然死症候群が増える?

ミルク育児だと乳児突然死症候群の率が上昇するという説があります。たしかに数値的にはミルク育児の方が確率が高いのですが、ただしこれはミルク自体が直接影響しているとは限りません

考えられる原因としては、ミルクの方が腹持ちがよく赤ちゃんがぐっすりと眠るので、ママが目を離す時間が増え、結果的に異変に気づかなくなることが多いためです。

ミルクであっても母乳であっても、赤ちゃんの様子に常に気を配ることが大切ですね。

 

8.ミルク・母乳の「混合育児」でいいとこ取り!

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母乳には免疫の面など、他に替えがたいメリットがあります。

しかしどうしてもおっぱいの量が少ないママや、仕事などで子供を預ける必要があるママには、母乳とミルクを組み合わせる「混合育児」をおすすめします

そうすることで、母乳の良いところとミルクの良いところを“いいとこ取り”することができるのです。

はじめのうちはミルク量はごく少量からスタートし、ミルクの割合を多くしすぎないように注意しましょう。これは赤ちゃんがミルクばかりを飲むことで、結果的に母乳の出が悪くなってしまうことを避けるためです。

生後3ヶ月くらいまでは母乳を中心に授乳し、足りない時にだけミルクを追加するという方法がおすすめです。

 

9.ミルクの種類はたくさんある?

ひとくちに「粉ミルク」と言っても、実は数種類のミルクが存在するのを知っていましたか?ここではその代表的なものをご紹介いたします。

アレルギー用調製粉乳

まだじゅうぶんに体が発達していない赤ちゃんのなかには、牛乳アレルギーをはじめとする各種アレルギーなどを発症する子もいます。その場合はペプチドミルクやアミノ酸混合乳などの、アレルギーをおさえるミルクをあたえましょう。

大豆蛋白調整乳

牛乳タンパク質へのアレルギーがある赤ちゃんには、大豆からできた大豆たんぱく調整乳をあたえましょう。

フォローアップミルク

離乳期の赤ちゃんの栄養をフォローするためのミルクです。離乳食だけだと栄養が不足してしまう場合や、牛乳がまだ苦手でミルクから牛乳への切り替えができない赤ちゃんに使用します。

低出生体重児用粉乳

低体重で生まれた赤ちゃん(特に新生児)のためのミルクです。栄養価が高く、消化が良いなどの特徴があります。

無乳糖ミルク

乳糖を分解できない乳糖不耐症の赤ちゃんなどにあたえます。乳糖が含まれていないため、下痢などの症状を抑えてくれます。

 

10.最後に…|医師や助産師に相談しよう!

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いかがでしたか?
ちょっと長かったですが、母乳とミルクの違いなど授乳に対する知識がより深まったことと思います。

大切なのは、あなたのおかれている家庭環境や体の状態にあわせて、母乳とミルクそれぞれの良いところを組み合わせつつ育児のなかに取り入れていくことなんですよね。

またいずれの場合においても、医師や看護師・助産師とよく相談して授乳の方針を決めていくことが大切です。

専門家とよく相談して出した答えであれば、まわりのひとに何かを言われたとしても胸を張っていられますし、相手もちゃんと理解してくれるはずですよ。