子育て005

みなさん、『よだれつわり』ってご存知ですか?

今回はわたしが体験したとっても苦しい『つわり』の体験談をお話ししようと思います。

おなじ症状に苦しんでいるかたにはとても参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。

ひたすら嘔吐に耐える日々…

今から数年前のことです。4年間の不妊治療をへてようやく妊娠できたわたしは、感謝の気持ちでいっぱいの毎日をすごしていました。

しかし、そんな喜びもつかの間、苦しい『つわり』の日々が始まりました。

妊娠4週目からはじまった嘔吐。このつわり前半戦はひたすら嘔吐する日々でした。

もちろん一般的なつわりについては知っていましたので、妊娠できた喜びを力に変えてなんとか気力で乗り切ることができました。

しかしわたしが本当にツラかったのは、この後だったんです…。

 

「つわり」にも種類がある!

つわりは一般的に、胎盤が完成する妊娠16週ごろまでつづくと言われています。

そんなつわりにも実はいろいろな種類があり、大きくわけるとの下記の5パターンがあるのです。

①吐きつわり
②食べつわり
③匂いつわり
④眠りつわり
⑤よだれつわり(唾液つわり・唾液過多症)

わたしの場合は⑤の『よだれつわり』でした。

 

「よだれつわり」とは?

では『よだれつわり(唾液つわり・唾液過多症)』とはどのような症状なのでしょうか?

よだれつわりは、口のなかに通常よりも大量のだ液がたまる症状です。よだれが口のなかからダラダラと出つづけます。

だ液の量は人それぞれで、飲みこめる程度の量の人もいれば、5分に一度は洗面所でだ液を吐き出したり、ペットボトルに吐き出したりしなければ生活できないレベルの人もいます。

症状が軽いかたはアメやガムでごまかせますが、量が多くなってくると自分のだ液が不快で、嘔吐したりする場合もあります。

日によってだ液の質も変わり、サラサラのだ液の日もあれば、ネバネバのだ液になったり、時にはアワアワになることもあるのです。

 

「よだれつわり」の辛さとは?

『よだれつわり』になった人は、下記のような悩みを抱えています。

●いつに症状がおさまるのかわからない。
●おなじ症状の方が少なくて、辛さをわかってもらえない。
●医師に症状を伝えてもうまく伝わらない。
●だ液がすぐにたまってしまうので、人と話すことが億劫になる。
●外出時のだ液の処理に困る。
●夜、寝てるときにも唾液があふれて眠れない。
●だ液を吐くことで他人を不快にさせているのでは?と心配になる。
…などなど。

では、この『よだれつわり』の悩みを解消し、ストレスを減らすことはできるのでしょうか?

 

「よだれつわり」への対処法!

以下に、よだれつわりが特にストレスとなる“外出時”と“就寝時”の対処法を紹介させていただきます。

外出時の対処方は?

空のペットボトルに、100円ショップなどで売っているホルダーやタオルをまいて“中身を見えない状態”にしましょう。

まわりの人からはお茶やジュースを飲んでいるだけに見えますので、だ液を吐いても気づかれる心配はありません。

わたしはペットボトルに吐き出さないと口からよだれがあふれ出てしまうレベルの症状でしたので…外出時にはとてもストレスがたまりました。

どこへ出かけるにもペットボトルを手放せませんでしたね。

就寝時の対処法は?

わたしは枕もとに洗面器をおいたり、分厚いタオルを敷いてよだれ垂れ流し状態で寝ていました。

口のなかにたまるだ液を、低速で持続的に吸入してくれる器具(低速持続吸入器)というのもあるので、どうしても苦しいかたは使用をオススメします。

 

リップクリームで口元のケアを!

よだれつわりの方は、だ液の処理のために口元を1日に何十回と拭くことになり、口元が荒れてひび割れやすくなります

市販のリップクリームなどを使って、口元のケアをすることも忘れないでくださいね。

 

漢方医学でよだれつわりを撃退!

つわりの症状は本当に人それぞれです。

まったく食べることができずに入院する人、ひたすら嘔吐する人、何か食べていないと気持ち悪くなる人、ひたすら眠い人などなど。

わたしの場合は、まわりのお友だちが誰も経験したことのなかった『よだれつわり』だったので…

よだれつわりに対する知識もなかったので、対処法もわからずただただ不安な毎日を送っていました。

効き目があるお薬があればすぐにでも手に入れたいところですが、妊娠期間はなるべくお薬は飲みたくないのが本音ですよね。

そこで、よだれつわり軽減の対処方法の一つとしてオススメしたいのが『漢方医学』です。

漢方医学の“唾液の分泌を減らしつつ、水毒を排出する”という方法をご紹介しましょう。

漢方医学で人体が毒素を排出するルートには4つあると言われています。

① 汗 (発汗・汗)
② 吐 (嘔吐・唾)
③ 下 (大便)
④ 尿 (小便)

よだれつわりは母体が「②吐(嘔吐・唾)」の方法を選択して排毒している状態です。

ですので、「②吐(嘔吐・唾)」以外のルートから水毒を排出するような方法が取れれば症状はかなり楽になるのです。

わたしの場合は漢方をあつかっている薬局に行き、「④尿(小便)」を強くするお薬を服用し、症状を軽減することができました

みなさんも信頼できる鍼灸院や、漢方をあつっている薬局に相談されてみるのもいいかもしれませんね。

 

最後に…

いかがでしたでしょうか?

今回はとっても辛い『よだれつわり』についてご紹介しましたが、実はよだれつわりは大変なことばかりではありません。

だ液はでんぷんを分解する「アミラーゼ」とよばれる消化酵素の他に、「重炭酸塩」という物質を含んでいます。

この重炭酸塩は口や胃でつくられる「酸」を中和する働きをもっており、むし歯になるのを防いでくれたりします

だ液のメリットを知っておけば、つわりの苦しみも少しは軽減できそうですね。

 

わたしのなかでは出産より過酷だった『よだれつわり』。現在2児の母ですが、2度の妊婦生活は『よだれつわり』一色でした…。

長女を妊娠中のときは仕事をしていたため、通勤電車でひたすらペットボトルに唾液を吐きつづけ…

会社で人と話しをするときは、唾液があふれてくるのをタオルでおさえながら会話したり…そんな毎日でした。

そして、長女9ヶ月のときには第2子を妊娠。2度目の妊婦生活も『よだれつわり』に明け暮れたわけですが、9ヶ月の娘よりもよだれが多かったのを覚えています(苦笑)

わたしの場合、『よだれつわり』が終わりをむかえたのは出産の3日後でした…。

つわりは必ず終わりがあります。

昔から「つわりが大変だと元気な子が産まれる!」とも言われています。

つわりを抱えて過ごす毎日はとても苦しくもありますが、お腹の子と一心同体で十月十日を乗り切っていきたいですね!

[文:カコチン]