今回は1~2歳の幼児におすすめの絵本をご紹介します!
1歳~2歳といえば感情や言葉が出はじめるころ。実際の読みかたの工夫や子供のリアクションを含め、わかりやすくご紹介いたします。
まず今回は王道でベーシックな絵本5冊をお届け!“ものが変化する”ことに子供が気づき始める様子を一緒に楽しめる内容のものを選んでみました。
あなたの反応に子供がついてくるようになるといった、いちばん最初の“子供の成長”が味わえますよ!
目次
「はらぺこあおむし」
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著者:エリック・カール
出版社:偕成社
価格:1,200円
内容・特徴
1969年に発売されたベストセラー本です。
絵に使われている色彩の美しさにまず目を惹かれますが、青虫が果物など色々なものを食べながら過ごしていく様子と、食べたところに穴が開いていくように見えるギミックが子供の心をつかむようですね。
子供のリアクション・効果
絵本のサイズ自体も小さくて持ちやすいため、1歳児くらいのお子さんでも手に持ってめくったり、かじってみたりできますよ。
まだ言葉が話せないうちでも「これ読んで!」と持ってきたりする、お気に入りの本になること間違いなしです。
そのうち読みはじめのタイトル部分「はらぺこあおむし~♪」と言うだけでキラキラした顔をするようになりますよ!
「うずらちゃんのかくれんぼ」
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著者:きもとももこ
出版社: 福音館書店
価格:900円
内容・特徴
可愛いうずらちゃんとひよこちゃんが主人公の絵本です。色彩豊かな草木を背景に、おたがいが花や木の実に扮してかくれんぼをしている微笑ましい内容になっています。
突然出てくるカエルにびっくりしたり、不安なところにお母さんが登場して安心したりと、子供の感情のうつり変わりが盛り込まれた内容になっています。
子供のリアクション・効果
言葉が話せなくても「これ読んで~」とよくこの本を持ってきます。かえる君の登場では驚いた感じを見せたり、お母さん登場では安心した感じを見せたり…読んであげているうちにいろいろな表情を見せるようになってきます。
また、1歳半~2歳くらいから隠れているうずらちゃんやひよこちゃんを自分で見つけられるようになってきます。指をさして教えてきますので見つけることができたら思いっきり褒めてあげましょうね!
「もこ もこもこ」
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著者:谷川 俊太郎(絵:元永 定正)
出版社:文研出版
価格:1,300円
内容・特徴
詩人として有名な谷川俊太郎さんの絵本です。本に登場する言葉は「もこ」や「にょき」などの擬音ばかりでとってもユニーク。
そこに色鮮やかなお餅のような物体がふくらんだり弾けたりすることで、ものごとが変化していく様子を楽しく感じられる内容になっています。
子供のリアクション・効果
最初はだま~って見ています。擬音ばかりですのでどうしても読むのも早くなってしまいがちです。なるべくゆっくりと、「ふくらんだよ~?」や「はじけちゃったね!」とか、物体の変化を一緒に説明してあげるように読んであげると、いつの日か「もこ!」と言ってくれるようになりますよ♪
1歳前後の時に手わたしたらよく破いてましたので、セロテープで補修してあげてください。
「しろくまちゃんのほっとけーき」
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著者:わかやま けん
出版社:こぐま社
価格:800円
内容・特徴
しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを焼くお話です。こちらも「もこ もこもこ」と同様に、状況が変化するさまを子供に伝えられる本としてとても効果的な内容になっています。
また、「一緒に作る」「一緒に食べる」「一緒に片づける」といった、数年後に控えているお母さんとの一連のやり取りを、かわいい絵と気持ちのよいストーリーで予習できますよ。
子供のリアクション・効果
最初のうちは材料の説明などには興味を持たず、ホットケーキをつくる「ぽたん」「ぴちぴち」などに反応を示すくらいです。
「美味しそうだね~」と合いの手を入れてあげたり、「一緒に食べて楽しそうだね♪」「お皿も洗ってえらいね~!」といった状況の説明をしてあげることで敏感に反応するようになってきます。そうなると親としてもとても楽しいですよ!
「ぎったん ばっこん」
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著者:なかえ よしを(絵:上野 紀子)
出版社:文化出版
価格:600円
内容・特徴
シーソー遊びで交互にかたむく様を「ぎったん」「ばっこん」といった擬音を使って楽しく表現しています。
可愛いねずみくんがシーソーを使っていると、つぎつぎと色々な動物が集まってきてどんどん大人数でシーソー遊びが続く楽しい絵本です。さまざまな動物が出てくるのも子供が喜ぶ要素ですよね。
子供のリアクション・効果
「ぎった~~ん!」「ばっこ~~ん♪」と一緒に楽しんで読んであげるだけで、キラキラした目をしながらページを追うようになっていきますよ。
そして、言葉を覚えはじめるくらいのころになると「ぞうさん!」「らいおんさん!」などとお気に入りの動物の名前をしゃべってくれるようになりますよ。
「ぞうさんは大きいから重いんだね~」などのフォローを入れてあげると、象=大きい=重いという特徴をセットで覚えていきますよ♪
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?有名な絵本もいくつか含まれていますので、すでにお持ちの方も多いかも知れませんね。
おなじ本でも読み方を変えるだけで子供の反応もおおきく違ってきますので、今回ご紹介した読み方などもぜひ参考にされてみてください。
何よりも、お子さんと一緒に“楽しんで”絵本を読むことがポイントですよ。
次回は後編、1~2歳の幼児におすすめの絵本ベスト5冊!“覚え始める”編をお届けします!
[文:アッキー]
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