おすすめの絵本を紹介する当企画。これまでは「覚え始める編」と「気づき始める編」をお届けしました。
今回は言葉を話しはじめた子どもが“ついつい連呼してしまう”ようなモノ・動物が登場する名作4冊をご紹介いたします!
目次
「おつきさまこんばんは」
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おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本) 新品価格 |
著者:林 明子
出版社:福音館書店
価格:700円
内容・特徴
明かりのついた、まるでサザエさんのエンディングに出てきそうな一軒屋。夜の暗闇のなかに、愛らしい顔をした“おつきさま”が登場します。
家の屋根にいる猫さんと、おつきさまにかぶさる雲さんがとてもいい味を出しています。
背表紙に描かれている「あっかんべー」をしたおつきさまは、子どものお気に入りになること間違いなしです♪
子供のリアクション・効果
暗闇のなかに光ってみえるおつきさまがとても気に入ったようで、その登場シーンでは「おっきさまー!」と毎回のように大興奮。
本物のお月様を見せてあげると、絵本を読んであげた時の10倍ぐらいのテンションで「おっきさまー!いたねー!!」と喜んでくれます。
朝から晩まで「おっきさまー、やさしいねー」「くもさん!どいてー」「おっきさまー あっかんべー」…としばらくのあいだ、月が大のお気に入りになっていましたよ。
「パパ、お月さまとって!」
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新品価格 |
著者:エリック・カール
訳:もり ひさし
出版社:偕成社
価格:1,600円
内容・特徴
あの名作「はらぺこあおむし」と同じ作者の絵本で、あおむしと同じく夜空や月の“色使い”がとっても素敵な本です。
パパがお月さまを取るために使うなが~いはしごを表現するために、縦に横にページが大きく開くギミックがあります。
そのほかにも素敵なギミックが施されていて、子どもも喜ぶこと間違いなしです。
子供のリアクション・効果
とても綺麗な絵で描かれている絵本ですので、まずは「きれいだねー♪」と言いながら読んであげましょう。
子どもも「きれいだねー」と、大きくなったり小さくなったりするお月さまに感嘆の表情を浮かべてくれます。
「ぞうくんのあめふりさんぽ」
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新品価格 |
著者:なかの ひろたか
訳:もり ひさし
出版社:福音館書店
価格:800円
内容・特徴
「あめふりさんぽ」と言うくらいですので、絵本の背景にはかならず雨が降っています。
その雨の描きかたが独特のタッチで小気味良いですし、子供のセンスを育ててくれるはずです。
無表情で、でも実は楽しそうにしている動物たちの絵に、子どもたちの目も釘づけになりますよ。
子供のリアクション・効果
この絵本を読んでからは「ぞうさん おっきーねー」がしばらくわが子の口癖になっていました。
動物園にいくと、象のオリの前でえんえんと「ぞうさん おっきーねー!」とまわりの人に説明してまわっていました(笑)
「だるまさんと」
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だるまさんと〈3〉 (かがくいひろしのファーストブック 3) 新品価格 |
著者:かがくい ひろし
出版社: ブロンズ新社
価格:850円
内容・特徴
「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3部作になっている大人気シリーズの一冊。
だるまさんをはじめ、さまざまな果物をかわいく擬人化してありますので子供の目にもすんなり入っていくようです。
また、文字の一文字と絵がリンクしているので、リズムよく読める内容になっています。
子供のリアクション・効果
シンプルながら子どもの喜ぶツボをしっかりとおさえた内容で、うちの子も「だぁぅまさん だぁぅまさん」と言ってすぐに持ってきます。
うちの子はバナナも大好物なのでバナナが出てくるページには大興奮。実際にバナナを食べるときにも「ばななさん♪ばななさん♪」と動きながら食べるようになってしまいました。
楽しそうで何より!とても良い絵本ですよ♪
まとめ
…いかがでしたでしょうか?
子どもが言葉をしゃべりはじめる時期は、脳や心の成長にとってとても大切な時期です。
そんな時期ですから、なるべく綺麗な絵で楽しい内容の絵本、優しい雰囲気の絵本をあたえてあげたいですよね。
子どもの成長は“ほんの一瞬”です。この一瞬を大切に、成長を見逃さないよう一緒に楽しく過ごせたらいいですね。
「おっきさまー きょうはいないねー」と毎朝言われ続けるのも楽しいのです♪
[文:アッキー]