こんにちわ![ぷぅこ]です!
さて、前回の記事(叱っていい子と、叱ってはいけない子の違いとは?)では、子供の性格によっては叱り方に注意が必要なのだということを解説させていただきました。
つづく今回は、具体的に“子供を正しく叱る方法”について、7つのポイントにまとめてみました。
目次
1.まずは理由を聞こう!
まず、ママやパパが注意しなくてはならないのが、状況がわからないまま子供を叱ってはいけないという点です。
弟や妹が泣いていたら、反射的にお兄ちゃんやお姉ちゃんを叱っていませんか?前後関係が分からないまま、パッと見ただけで怒鳴りつけてはいませんか?
子供たちにも子供たちなりの言い分があるはずです。カッとなって起こる前にまずは状況を知ることが大切なのです。
子供に「どうしてそうなったのか?」「どうしてルールを守れなかったのか?」「なぜ弟や妹を泣かせてしまったのか?」など…その理由を聞いてみましょう。
くれぐれも状況が分からないまま感情的に怒ったりしてはいけませんよ!
2.言い分を認めてあげる
子供に理由を聞いたら、いったん言い分を認めてあげましょう。「そっか、それは嫌だったね…」「そっか、⚫︎⚫︎くんが先にぶってきたのか…」「そっか、くつ下が片っぽ見つからなかったのか…」などですね。
単に相手のセリフを反復するだけでもOKです。どういう形でもいいのでまずは子供を“認めてあげる”ことが大切なのです。
たったこれだけで子供をぐっと素直な気持ちにさせることができ、その後のママ・パパの話を聞く準備ができるのです。
3.子供の存在や人格を否定しない!
子供を叱るときは、子供の存在や子供の人格そのものを否定してはいけません。これは絶対にNGです!
「おまえは何をやってもダメだな!」「本当にいつもいつも悪い子ね!」「あんたなんか邪魔よ!」「もうどっか行ってよ!」…
こうゆう言葉を投げつけられた子供は、いったいどういう気持ちになるでしょうか?
あなた自身が言われたと想像して考えてみてください。きっときっと大きく深く傷つくはずです。
しつこいようですが、絶対に子供の存在や人格を否定してはいけません。叱るときは、いけなかった行為や言動を“部分的に”叱るようにしましょう。
「友達のおもちゃを横どりしたらダメだよ。」「ママがお料理しているときに、台所で騒いじゃいけないよ。」…という感じですね。
4.叱っている理由をちゃんと説明する!
子供を叱るときはかならず“どうして怒っているのか?” “何がいけなかったのか?”など、理由をちゃんと説明するようにしましょう。
ママやパパが感情的に怒ってしまうと、子供はびっくりして泣きだします。泣いて「ごめんなさい!」と謝るでしょう。
でも実は、なんで怒られているのかぼんやりとしか分かっていない…なんてこともよくあります。これではおなじことで何度も叱ることになり子供も可哀想ですよね。
子供だって、なんで自分が怒られているのかがあいまいだと、不満やストレスなど負の感情ばかりがたまってしまいます。
子供の言い分を聞き、認めてあげたあとは、なんで怒られたのか?をちゃんと子供が理解できるように優しく教えてあげてください。
5.どうすれば良いのかを教える!
叱ったあとも叱りっぱなしではダメです。
どうすれば良かったのか?次に怒られないためにはどうすれば良いのか?をちゃんと教えてあげてください。
「妹がおもちゃを取ったからって、叩いちゃダメだよね。ちゃんと返してってお願いしてみよう?それでも返してくれなかったらママに相談してね。」
「ごはんを食べる前は手を洗わなくちゃダメだよ。だってお外で遊んだら手には見えないばい菌がいっぱいついているんだよ。そのままごはんを食べたらお腹にばい菌が入っちゃうんだよ。だから手を洗ってキレイにしないとね。」…などなど。
子供にも分かるような言葉で、ちゃんと子供に目線をあわせて説明してあげましょう。
6.感情的になってはいけない!
子供を叱るときは感情的になってはいけません。感情的に怒っても、子供には「怖い」という感情しか伝わりません。
子供を叱るのは、子供を脅すためでも恐怖で泣かせるためでも、心にショックを与えるためでもありませんよね?
悪いおこないを理解し改善してもらい、次には正しいおこないをしてもらうために、あなたは子供を叱るはずです。
なので、子供を叱るときには大声で怒鳴ることも、子供を平手打ちすることも、泣きわめく子供を押し入れに閉じこめることも必要ありません。
どうしても感情的になってしまうときは、2〜3回おおきく深呼吸をして、まずは落ちつきましょう。落ちついてから冷静に子供に声をかけましょう。
7.最後は優しい笑顔で!
…とは言っても、子供を叱るときにはついついカッとなってしまいますよね。
私だって忙しいときや疲れてるときに、子供がそそうをしたらやっぱり感情的に怒鳴ってしまいます。
でも、叱ったあとは必ず優しい言葉をかけ、笑顔を見せてあげましょう。
「もうしないよね!」「⚪︎⚪︎ちゃんならできるから大丈夫だよ!」「怒ってごめんね、今度から気をつけようね!」…などなど。
子供の頭を優しくなでたり、ぎゅっと抱きしめたり、肩を抱いてあげたり…子供の体に触れて愛情を伝えてあげましょう。
ちょっとキツく叱ってしまった後でも、最後にちゃんと子供を許し認めてあげれば、子供にもちゃんと愛は伝わるはずです。