みなさん、犬や猫などのペットは飼っていますか?
自宅では飼っていなくても親戚やお友達のお家で飼っていたり、もしくは公園などで散歩しているワンちゃんなどに触れる機会はあると思います。
子供は怖いもの知らずですから、無防備にワンちゃんに近づいていったりしてハラハラしますよね…。
動物を追っかけまわしたり、しつこく嫌がることをして、噛まれてしまうことだってあります。
そこで今回は、犬や猫などの動物に噛まれた時・ひっかかれた時の対処法をまとめてみました!
目次
ペットに噛まれたり、ひひっかかれた時の対処法
万が一、犬や猫などのペットに噛まれたりひっかれたりした時は、下記の手順に対処しましょう。
①傷口を水で洗い流す!
噛まれたりひっかかれ場合は、まず“水”で傷口を洗いましょう。
犬や猫の口の中には細菌がたくさん存在しています。感染症をおこさせる菌もいますので、まずは大量の水を傷口にかけるなどをして、傷口をよく洗い流すことが大切です。
最近以外にもゴミや砂、食べ残しなどが傷口に付着してしまう場合があるので、消毒よりも先に水で洗い流すことが大切ですよ。
②血が出ていたら止血を!
傷口から出血がある場合は、清潔なタオルやガーゼなどで傷口を圧迫し、止血をしましょう。
出血が多い場合やなかなか止まらない場合は、救急車を呼んで医師に診てもらってください。
③病院へ行き診察を!
ペットに噛まれてしまったら、かならず病院へ行き医師の診察を受けるようにしましょう。
犬や猫などの動物に噛まれたりすると、感染症になるリスクが少なくありません。
ペット由来の感染症には、「破傷風」「狂犬病」「パスツレラ症」「ネコひっかき病」などがあります。
病院では、いつ・どこで・どの動物に噛まれたのか?ひっかかれたのか? それは飼われている犬猫か?それとも野良犬や野良猫か? ちゃんと水で傷口を洗ったか?…などを聞かれます。
噛まれたりひっかかれたりした時の状況を、必ず医師に伝えてくださいね。
ペットに噛まれた時に心配な病気は?
犬や猫などのペットに噛まれた時には、下記のような動物由来の病気に注意する必要があります。
●破傷風(はしょうふう)
犬猫に噛まれた傷口から破傷風菌が入って感染する病気です。破傷風菌は強力な神経毒で、死亡する確率が高い細菌感染症なんですよ。
幼児の時に受ける予防接種の3種混合や4種混合には必ず入ってますね。
だから心配ないわ!なんて思っていても油断しないで、必ず病院に連れて行ってくださいね。
●狂犬病
犬で噛まれたときに心配な病気の一つです。実は猫に噛まれた時にも発症の可能性があります。
日本では狂犬病ワクチンの予防接種をしているので、確率的には低い感染症と言われています。
ただし、野良犬や野良猫は例外です。狂犬病は最悪の場合は死んでしまう事もある怖い病気なんですよ。
●パスツレラ症
猫の口の中にいるパスツレラ菌によって発症します。
傷口から、うみ、かゆみ、痛み(ズキズキ)といった症状を感じたら感染した可能性が疑われます。
●ネコひっかき病
猫のノミのうんちの中にいる細菌が猫の口や爪に付着して、噛まれたりひっかかれたりした際に発症する感染症です。
ネコひっかき病は3~10日(個人差アリ)程度の潜伏期間があります。
我が家での事件簿
我が家ではもうおじいちゃんになる、オスのミニチュアダックスを飼っています。
人懐っこいめったに怒らないワンコなんですが、子供たちがあまりにもしつこくしたりすると、怒って噛むことがあります。
長女は一度、鼻をガブっと噛まれまれたことがあります。
その時は消毒をしてバンソウコウを貼っただけでしたが、幸いに傷あとは残らずにキレイに治ったのですが…
長男はほっぺたを噛まれて、次の日には腫れて痛いと言い出し、救急病院へ連れて行きました。
その時に先生から「消毒するよりも、水で傷口を良く洗う方が大切ですよ」と教えてもらいました。
念のため抗生物質を処方してもらい、その後は腫れもひいてよくなりました!。傷あとはまだちょっとだけ残っていますが…。
みなさんも充分に注意してくださいね!
[文:のりぽょ]