こんにちは!子育てアドバイザーの[ぷぅこ]です!
さて、“絵本の読み聞かせ”は子供の心と脳を育てるのにとても大きな役割を果たします。
たとえば、読み聞かせをすることでパパ・ママとのあいだにとても濃密なスキンシップが生まれ、子供は安心感や信頼感をえることができます。
また、読み聞かせは子供の「大脳辺縁系」を成長させることがさまざまな研究でわかっており、喜怒哀楽や感情のコントロールなど情操教育にも大きく役だつのです。
そこで今回は、いますぐに実践したい“正しい読み聞かせのコツ”を12の鉄則としてまとめ、皆さまにご紹介したいと思います。
1.ゆっくりと心をこめて読もう!
絵本を読み聞かせするときは、ゆっくりと心をこめて読むことが基本となります。
大人は無意識に早口になってしまうことが多いですが、子供はちゃんと理解するのまでに時間がかかります。意識してゆっくり読まないと子供はついてこれません。
ゆっくり読むコツとしては、句読点(、。)や文章の切れ目では、かならずひと息おいてから続きを読むようにしましょう。
句読点が少ない文章の場合は、「おばあさんは (ひと息いれる) 洗濯をするために (ひと息いれる) 川にむかいました。」…のように、「て・に・を・は」で一区切りにするのも良いですよ。
2.はっきりと丁寧に発音する!
ゆっくり読むのと同時に、はっきりと丁寧に発音しましょう。
子供は絵本からたくさんのことを吸収します。言葉の意味や発音もそのひとつ。ママやパパの朗読から言葉を覚えるのです。
子供に言葉を正しく覚えてもらえるように、丁寧で明瞭な発音を心がけてください。
3.おおげさすぎる抑揚はNG!
もちろん、心をこめ抑揚をつけて読むことはとてもよいことなのですが、あまりおおげさすぎる抑揚は逆によくありません。
絵本の読み聞かせは、子供の想像力を手助けすることも目的のひとつです。
しかしあまりおおげさすぎる抑揚は、この子供の想像力をジャマしてしまうのです。
適度な抑揚はもちろん大切ですが、あまりオーバーになりすぎないように注意しましょう。
4.アドリブを入れてはダメ!
子供の想像力をジャマしないためには、途中でよけいなアドリブを入れることも控えるようにしましょう。
絵本のなかで使われている言葉や話の流れを変えてしまうと、作者がもともと意図していたニュアンスが変わってしまったり、子供の自由な解釈がうばわれてしまうからです。
なるべく絵本のなかの世界を忠実に再現するようにしましょう。余計な脚色はつけないほうがよいですね。
5.なるべく毎日読もう!
なるべく毎日絵本を読み聞かせする習慣をつけましょう。
絵本は読めば読むほど、子供の成長につながります。毎日読むことで、子供はたくさんのことを絵本から吸収してくれます。
また、毎日決まった時間に読み聞かせをすることができれば、子供に学習習慣を定着させることにも役だちます。
6.子供に本を選ばせよう!
子供には好きな絵本を自由に選ばせるようにしましょう。
子供がみずから考え、判断し、選択するというトレーニングはとても重要な脳の教育になります。
あまり大人は口を出さずに、子供の選択を尊重してあげてください。